里山林整備事業(とちぎの元気な森づくり県民税)
里山林とはかつて燃料としての薪炭用材等の伐採や肥料として落葉の採取などを行い、人間が生活に利用し維持管理してきた森林です。
しかし、昭和30年代の燃料革命や化学肥料の普及により、利用されないまま放置されて大径木化や藪化するなど荒廃した里山林が多くなりました。
とちぎの元気な森づくり里山林整備事業
そこで、平成20(2008)年度から「とちぎの元気な森づくり県民税」を活用した「とちぎの元気な森づくり里山林整備事業」で森づくり活動団体が取り組む里山林の整備及び管理の支援を行っています。
- 第1期:平成20(2008)年度から平成29(2017)年度まで
- 第2期:平成30(2018)年度から令和9(2027)年度まで
この事業を活用し、里山林の森林としての機能を回復し、次の世代に健全な姿で継承するため、不用木の除去や藪の刈払いなどの取組を行う要望がありましたら、農政課までご連絡ください。
事業内容
現在は平成30(2018)年度から令和9(2027)年度までを第2期として次の事業があります。
地域ではぐくみ未来につなぐ里山林整備事業
地域提案による里山林の整備により、同林の価値を掘り起こし、継続的な管理の促進を図る事業除間伐、不要木の伐採、藪の刈り払い、樹木の植栽、歩道整備、案内標識の整備等
- 整備対象森林
継続して管理・活用ができる里山林であって、整備や活用方法について、整備活用計画が策定された里山林
- 交付額(上限)
100 万円/ha・5 年間
通学路の安全・安心のための里山林整備事業
通学路や住宅地周辺の里山林の整備により、地域住民の安全・安心を確保する事業除間伐、不要木の伐採、藪の刈り払い等
- 整備対象森林
児童生徒が通学路等として利用する可能性の高い道路又は住宅に近接する里山林であって、当該道路等から片側50m(両側で最大100m)以内の区域の藪化した見通しの悪い里山林
- 交付額(上限)
1年目: 25万円 /ha・年
2~5年目: 5万円/ha・年
野生獣被害軽減のための里山林整備事業
野生獣被害が発生又は発生するおそれのある田畑・住宅地に隣接する里山林の整備により、野生獣を人里に近づけない環境を整備する事業除間伐、不要木の伐採、藪の刈り払い等
- 整備対象森林
野生獣被害が発生又は発生するおそれのある田畑から100m以内の藪化した見通しの悪い里山林
- 交付額(上限)
1年目: 26 万円/ha・年
2~5年目: 5 万円/ha・年
2~5年目: 5 万円/ha・年
事業要件
- 整備後は、継続して適切な管理を実施すること。
- 森づくり活動団体の育成・活用に努めること。
- 交付期間満了後においても、継続的に維持管理が行われるよう人材・資金確保等の計画を記載した「維持管理方針」を策定・履行すること。
- 事業区域を里山林として維持するため、土地の形質の変更を行わない旨の協定(10年間)を土地所有者と市町村が締結すること(森づくり活動団体が設立されている場合は3者間で締結)。
掲載日 令和7年6月16日
更新日 令和7年6月17日
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ORIGAMIのまちかみのかわ 農政課 農産園芸係
住所:
〒329-0696 栃木県河内郡上三川町しらさぎ一丁目1番地
電話:
0285-56-9138
FAX:
0285-56-6868